入門の入門 No.2
プログラミングの勉強を始めると、
まず、最初に、つまずくのが、「変数」だと思います。
変数とは、データの「入れ物」です。
わかりやすい話をしましょう。
あなたが、お金をもらった時は、どうしますか。
そのまま、ポケットに入れる人は、少ないでしょう。
たいていは、財布に入れるでしょう。
変数とは、「財布」のことです。
お金をもらったら(入力)、
お金を財布(変数)に入れて、
お金を支払う時は(出力)、
お金を財布(変数)から取り出します。
そういうことを理解したら、
ここで、変数を使ってみましょう。
変数には、aという変数を用意します。
a = a + 1
わからなくなりましたか。
当然です。
この式は、数学的には、誤りです。
左辺と右辺が、イコールのはずはありません。
しかし、プログラミングの世界では、
文法的には、正しいのです。
プログラミングの世界では、
「=」という記号は、「代入」を意味します。
右辺の結果を、左辺に入れることを意味します。
これでも、わかりにくいでしょう。
ここで、もう一度、財布で考えましょう。
財布←財布+100円
これで、わかったでしょう。
これを、プログラミングの文法で書けば、
「財布=財布+100円」となるのです。
変数とは、データを入れておく「財布」のようなものです。